アルティメットはなぜアルティメットであるのか、そもそもなんなのか

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どうも皆さんこんにちは。駒澤大学クイズ研究会のぜあすです。

いきなりですが皆さんはスポーツの「アルティメット」をご存じですか?

 

 

 

 

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スポーツのアルティメット

数年前(この記事が書かれたのは2019年です)まではディスクスポーツプレイヤーのうちの一部しか知らないくらい認知度が低かったと僕は感じていましたが、最近は某有名YouTuberの方がプレイした動画が投稿されたり、大学にもサークルが増えたり、体育の科目で選択できるようになったことなどで名前を聞いたことがあるという人はかなり増えたのではないでしょうか。ちなみにワールドゲームズの種目にもなっています。

 

komazawaquiz.hatenablog.com

 

 

では、そんなアルティメットとはなんなのか。

 

アルティメットとは基本7対7で行うフリスビーを使った競技です。

ディスク(フリスビー)をパスによって繋いでコート端にあるエンドゾーン内でキャッチをすると得点となります。エンドゾーンはゴールみたいなものですね。

 コートの広さは100×37m、サッカーやアメフト並みの広さです。(エンドゾーンの長さ18×2mは100mに含まれます)

その中を7人で走り回るわけです。

試合時間は大会によって前後しますが1時間ほど(ハーフタイム含む)

さらにタイムキャップと言って試合終了時間に終わるのではなく試合終了時間になった時点で得点の多いチームの得点にプラス〇点されるまで試合は続きます。(逆に終了時間前に決められた点数をとったら終わりのパターンもあります)

 

かなり過酷です。

 

7人だけでやっているのならば 。

 

実はアルティメット、メンバー交代は無制限なのです。(強いチームにはベンチメンバーが何十人もいます)

交代のタイミングは点が入ったときとインジャリー(選手が怪我をしたとき)に限られますが。

しかしいくら交代できるといえど持久力は必須です。

 

そしてアルティメット最大の特徴は審判がいないということです。

試合はセルフジャッジで進行します。意見が割れたら基本的に相手との話し合いで解決しますが、それでも意見が割れる際はそのプレイの直前から再スタートします。

審判に隠れて反則をしようとかそういうことが起きないわけですね。

 

また、アルティメットで使われるディスクは滞空時間が長く、遠くまで飛び、カーブをかけて投げることもできるのでキャッチする側には走力、跳躍力が求められます。

基本屋外で行われるので一度ディスクを投げてみたことがある人はわかると思いますが、ディスクは風の影響を強く受けます。

 

ここまで読んでいただいて感じた方もいらっしゃると思いますがアルティメットは求められる運動能力が多いです。持久力、走力、跳躍力、ディスクを投げる能力、判断力…

ゆえに「究極」のスポーツ、「アルティメット」なのです

 

 

アルティメットには他にも4人制のレギュレーションや砂浜で行うビーチアルティメットなどコートからガラリと変わるものもあります。

どんなものかより詳細に知りたい方は日本フライングディスク協会のYouTubeアカウントで試合がリアルタイム配信されていたり、試合の動画がたくさんアップされているのでそれを見てみるのもいいと思います。


第26回(2015)全日本大学アルティメット選手権大会 オープン部門 決勝戦